「八重の桜」第28回「自慢の娘」と
第29回「鶴ヶ城開城」の感想です。

この、2回とも、綾野剛さん演じる松平容保の
出演シーンが多くて、見ごたえのあるものでした。

主に、容保のセリフを中心に振り返ってみたいと思います。
第28回、冒頭、タイトル前の軍議シーン、
「何としても小田山を奪還せよ」
タイトル後、
頼母が城を離れた後、
「頼母生きよ」
再び、軍議の席で、
「みな心を強くもて、ひるむな」
その後,城内で八重が砲弾を濡れ布団でつつみこみ、
爆破を防ぐ様子を見て、
「あれは誰だ?」
山本覚馬の妹八重と知り、八重を招いて対面のシーンへ。
「先ほどは見事であった」
「その仕掛け詳しく聞かせよ」
八重からの説明、「覚馬の妹か、よく似ている」そして・・・
お鷹狩の回想シーンのあと、
「八重、女子供もみなわが家臣、ともに力を尽くせよ」

官兵衛に精鋭を託して、
包囲を突破する作戦の前夜、
「出陣の祝い、飲むがよい」
「官兵衛、必ず戻れよ」
「佐川官兵衛、そなたの力、頼りに思う」
官兵衛に酒を注ぎ、「官兵衛・・」
このシーンで、本来人を殺め、
切腹を申付けられるはずだった
官兵衛が容保によって生かされたことがわかります。
酒を飲み、寝入ってしまう官兵衛に対し、
「連戦疲れ休ませてやれ」とやさしい・・・
なのに、この人、翌朝、寝坊してしまう・・・

考えてみると、会津の家臣団の中に、
ほんとうの意味で、容保を理解していた
人はいなかったのではないか・・・
しいていうなら神保修理、でも彼は生きていてはくれなかった。
殿というのは孤独な存在なのだと、
強く感じた回でした。

第29回、
城内は食料も不足し、多くのものが命を落とした。
米沢藩からの恭順を促す書状を前に、
すでに容保は開城を決意している。

照姫とのシーン、
「わしが愚かなばかりに、何もかも燃やしてしまった。
 代々築き上げてきた会津の誇りも汚した。
 おのれが許せぬ」

そして、恭順を告げる最後の軍議、
「みな会津の名に恥じぬ見事な武者ぶりであった」
「わしが至らぬばかりに皆に長きにわたり
 塗炭の苦しみをあじあわせ、あいすまぬ」
「罪はわが一身にある。この上はこの一命をもって
 会津を、皆の行く末を守る。何があっても
 生き延びよ。最後の君命じゃ、生きよ!」

このときの、綾野さんは容保そのものだったと思う。
ここに至るまでの理不尽さに耐え続け、
もう、これ以上、家臣を失いたくないと考えたとき、
逆臣としての不名誉な死も受け入れる覚悟に
至ったのだと思う。
降伏式に向かうシーンにはセリフはありませんでしたが
表情がすべてを語っていました。

演じた人は綾野さんの中にずっと残って、
消えないとインタビューでおっしゃっています。
松平容保を演じたこと、これからも綾野さんの中に
容保がいること、それは、私から見ると、
勝手な想像ですが、すごいこと、だと思う。

いつもどおり綾野さんのことだけで、ごめんなさい。
でもこの時に向かって続いてきた道だったんだよね。
来週の予告、次週も容保の登場シーンありそうで
良かった。どうなるんだろう?

エクササイズ、
今朝は「トレーシー腹凹」と「ジリアン」15日目。
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