富士山、きれいだったね。

時間は確実に経過していて、決して後戻りすることができない。
信じること、信じられなかったこと。
謝ること。謝ることができなかった後悔。
謝ってもらえなかったこと。
それらのことが、幾層にも重なり伝わってきて、
涙しました。何度も。
時間経過っていうところでは、
わたし、第1話でうどんのゆで汁、窓から捨てるの
大丈夫かなって、そこだけ、違和感感じてたんだけど、
その疑問が見事に回収されて、そういうことだったんだって、
そういう流れなんだね、府に落ちた。
そういう短い時間経過から、
容疑者加々見の虐待する父から逃れて家を出た過去。
息子を信じることができなかった後悔を抱える田辺夫妻の過去。
もちろんフィクションの世界なんだけれど、
そんなふうに偶然に、過去を抱えた人同士が出会ってしまうこと
あるって思える。
緊迫した殺人犯逃亡、人質事件と
それを偶然発見し、追跡するメロンパン販売の車の中の
伊吹と志摩の、軽く見えて、深い、やりとり。
第2回も、隅から隅まで、眼が離せないシーンの連続で、
何度見ても、結末がわかってからも、
むしろわかってしまうからこそ泣けてしまう・・・
陣馬さんと九重さんバディ、いい役割を果たしてる。
桔梗隊長の指示は常に的確でかっこいい。
ゲスト出演の松下洸平さん、鶴見辰吾さん、池津祥子さん、
素晴らしかったですね。
サブタイトルの<切なる願い>も秀逸。
次回は「アンナチュラル」とリンクするということだし、
いいドラマは、その世界がいまも続いているように感じる。
そのことを証明しているようなドラマ。
もう、次回が待ち遠しいです。
2話も最高でしたね。子育てをする上での後悔、身に染みて感じます。あの時、ああしていたら、と思うことも多々ありますが、志摩さんのいうとおり、時間は戻りません。
富士山、本当に美しかったです。最後逮捕されるときの夕暮れの富士と加賀美くん、何度観ても、ぐっときます。
2話の最後のシーン、志摩さんの「おまえは長生きしろよ」っていうセリフ、意味深ですね。時計の音が入っていて、藍ちゃんの残された時間がカウントされているということでしょうか。ドキドキします。
こんな素敵なドラマに綾野さんが出演してくれて、ファンとして幸せです。ひねひなさんと一緒に楽しめるのも、とってもうれしいです!