2012年12月31日。今年最後の日になりました。
一年間、ありがとうございました。今年は、「カーネーション」を
視聴していたことがきっかけで、綾野剛さんのファンになってしまい、
このブログもすっかりファンブログになってしまいました。
たいへんに魅力的な俳優さんなので、わたしが好きになったのも
不思議ではないと思うのですが、わたしが綾野剛さんに
どうしても興味を持ってしまうには、また別の理由があります。
わたしが仕事として取り組んで来たひとつの大きなテーマがあります。
人は与えられた環境や遺伝的素因やそういったものを
逃れられないものととらえないで、それを生かして、どのように
人生を切り開いて行くのだろうか?ということです。
わたしが精神科医になった始まりに学んだのが
「精神病理学」、「精神分析学」でした。
それはつまり、この病状の背景にはこのような生育歴があって
幼いころのこのような体験があって、周囲の環境からの
このような影響があって・・・というように解き明かしていくものでしたが
それは今でも大切な手法だと思いつつ、
では、そうであっても病状を出現させないで、問題なく自らの人生を
実り豊かに暮らしている人と、病気になった人とは
どこが違うのかという疑問が生じました。
わたしがいちばん知りたいのは人はどうすれば精神を病まないで
自分の人生を肯定的に生きることができるかということです。
そうした中、「至高体験」という本に巡り合い、
この言葉を知りました。
「心理治療において一番重要なことは、人間が《意志の行為》によって
治療できるものだという点である。精神疾患とは一種の記憶喪失だ。
患者は自分の力を忘れてしまっているのだから。治療者の仕事とは、
どうにかして患者と現実との接触を再生させることにある。」
(「至高体験」についてはこのブログに別の記事があります)
で、おそらく、わたしが綾野剛さんの中に見出しているものは
その《意志の行為》の美しい結実なのだと思うのです。
高校を卒業後、渋谷に現れてから始まる綾野剛さんという
俳優さんの物語は《意志の行為》そのものから生まれている。
彼は綾野剛であろうとする《意志》のもとに生きている。
その純粋な《意志》に多くの人が巻き込まれ、与え続け、
さらなる綾野剛を作り続ける。その物語を追って行きたい。
そういう気持ち。
というわけで、この一年は綾野剛さんにあけくれましたが
来年もそうなってしまいそう。
仕事の目標は、これまでと同じです。
受診して良かったと感じていただけるセッションを提供すること。
プライベートでは「うっかり」を減らしたい。
あと、いつ終ったとしても後悔しない日常をこころがけたい。
(これまでに死んだかもしれない事故を2度経験しているので・・・)
エクササイズは引き続き、「トレーシーメソッド」と有酸素運動を続けます。
年齢によって体型が崩れるのは当然という常識に逆らい、
きのうより今日の方が、かっこいいぞと思える自分でありたい。
今年最後のエクササイズ記録、
きのうは「トレーシー腹凹」のあと、ジムで「エアロビクス」60分。
今朝は「シークエンス3」のあと「 DDDハウスワークアウト」。

一年間、ありがとうございました。今年は、「カーネーション」を
視聴していたことがきっかけで、綾野剛さんのファンになってしまい、
このブログもすっかりファンブログになってしまいました。
たいへんに魅力的な俳優さんなので、わたしが好きになったのも
不思議ではないと思うのですが、わたしが綾野剛さんに
どうしても興味を持ってしまうには、また別の理由があります。
わたしが仕事として取り組んで来たひとつの大きなテーマがあります。
人は与えられた環境や遺伝的素因やそういったものを
逃れられないものととらえないで、それを生かして、どのように
人生を切り開いて行くのだろうか?ということです。
わたしが精神科医になった始まりに学んだのが
「精神病理学」、「精神分析学」でした。
それはつまり、この病状の背景にはこのような生育歴があって
幼いころのこのような体験があって、周囲の環境からの
このような影響があって・・・というように解き明かしていくものでしたが
それは今でも大切な手法だと思いつつ、
では、そうであっても病状を出現させないで、問題なく自らの人生を
実り豊かに暮らしている人と、病気になった人とは
どこが違うのかという疑問が生じました。
わたしがいちばん知りたいのは人はどうすれば精神を病まないで
自分の人生を肯定的に生きることができるかということです。
そうした中、「至高体験」という本に巡り合い、
この言葉を知りました。
「心理治療において一番重要なことは、人間が《意志の行為》によって
治療できるものだという点である。精神疾患とは一種の記憶喪失だ。
患者は自分の力を忘れてしまっているのだから。治療者の仕事とは、
どうにかして患者と現実との接触を再生させることにある。」
(「至高体験」についてはこのブログに別の記事があります)
で、おそらく、わたしが綾野剛さんの中に見出しているものは
その《意志の行為》の美しい結実なのだと思うのです。
高校を卒業後、渋谷に現れてから始まる綾野剛さんという
俳優さんの物語は《意志の行為》そのものから生まれている。
彼は綾野剛であろうとする《意志》のもとに生きている。
その純粋な《意志》に多くの人が巻き込まれ、与え続け、
さらなる綾野剛を作り続ける。その物語を追って行きたい。
そういう気持ち。
というわけで、この一年は綾野剛さんにあけくれましたが
来年もそうなってしまいそう。
仕事の目標は、これまでと同じです。
受診して良かったと感じていただけるセッションを提供すること。
プライベートでは「うっかり」を減らしたい。
あと、いつ終ったとしても後悔しない日常をこころがけたい。
(これまでに死んだかもしれない事故を2度経験しているので・・・)
エクササイズは引き続き、「トレーシーメソッド」と有酸素運動を続けます。
年齢によって体型が崩れるのは当然という常識に逆らい、
きのうより今日の方が、かっこいいぞと思える自分でありたい。
今年最後のエクササイズ記録、
きのうは「トレーシー腹凹」のあと、ジムで「エアロビクス」60分。
今朝は「シークエンス3」のあと「 DDDハウスワークアウト」。
