「STRAY SEEP」と同じ日に届いた「影裏」Blu-ray。
映画を鑑賞した時点で、この映像は Blu-ray で持っていたいと思っていました。
そこに綾野剛さんが演じた今野秋一という人が確かに存在していたから。
ていねいに見ています。
きのうに続いて、至福のとき。
何度も繰り返し見たからといって、理解できる映画ではありません。
でも、その時間、今野という人の存在を確かに感じることができる、
今野が生活していたその場所、見ていた風景、感じていたこと。
まるで、空気のようになって、彼の近くで漂っているような感覚。
特典映像のメイキング「GHOST of 影裏」、良かったです。
「失われた名前を巡るドキュメンタリー」というタイトルがついています。
大友監督の、演出。
思いがけない天気も、救急車の音も、柔軟に取り入れていく。
すごく開かれている。そして、監督の言葉も
なるほどと感じられるものばかりでした。
人は本当の気持っていうのをそんなに表に出していないじゃないですか。
人と人が向き合うときの距離感もある。
どういう距離で付き合ったらいいのか、向き合ったらいいのかということもあったりするんで、
なんかそういう距離感の話なんですよね。そこをていねいに追うのは、やはり、
ドラマとしては面白いなという感じ。
だからすごくミクロな世界に思えるけど、人間同士の感情というのはすごく大きいものだし、
激しいし、人間の感情のうねりっていうのは、ちょっと僕らが想像できないくらいエネルギーがあると
思うんですよね。そも感情そのものを・・・
実は風景を撮っているときでも、そういう感情を撮っている。
日浅典博は今野の「回想の中」でしか描かれない。
今野から見た「日浅」でしかない。
震災後の人々の「不在の実感」を描く物語。
簡単に答えを出す映画ではない。
人の生活を切り取っているという感覚でやってるから、今野と日浅という、
まぁフィクションの人物だけど、余計な意味づけはしたくないよねっていう感覚が強い。
匿名の人にしたい。映画でいうと主人公にならない人たち。
そういう人たちが大切にしていたものや、そういう人たちが大切にしていた人たち。
声の大きい人の声だけどんどん総体として大きくなっていって、
そうじゃない人もいっぱいいる。2極化というか、格差が出始めている。
情報発信できる人はいいよね。声の大きい人はいいよね。
そうじゃない人ってどうするの?
それがまさに、今回、僕にとっての今野なんですよね。
フィクションなんだけど、そこには現実がある、
そんな感覚。ですね。
映画を鑑賞した時点で、この映像は Blu-ray で持っていたいと思っていました。
そこに綾野剛さんが演じた今野秋一という人が確かに存在していたから。
ていねいに見ています。
きのうに続いて、至福のとき。
何度も繰り返し見たからといって、理解できる映画ではありません。
でも、その時間、今野という人の存在を確かに感じることができる、
今野が生活していたその場所、見ていた風景、感じていたこと。
まるで、空気のようになって、彼の近くで漂っているような感覚。
特典映像のメイキング「GHOST of 影裏」、良かったです。
「失われた名前を巡るドキュメンタリー」というタイトルがついています。
大友監督の、演出。
思いがけない天気も、救急車の音も、柔軟に取り入れていく。
すごく開かれている。そして、監督の言葉も
なるほどと感じられるものばかりでした。
人は本当の気持っていうのをそんなに表に出していないじゃないですか。
人と人が向き合うときの距離感もある。
どういう距離で付き合ったらいいのか、向き合ったらいいのかということもあったりするんで、
なんかそういう距離感の話なんですよね。そこをていねいに追うのは、やはり、
ドラマとしては面白いなという感じ。
だからすごくミクロな世界に思えるけど、人間同士の感情というのはすごく大きいものだし、
激しいし、人間の感情のうねりっていうのは、ちょっと僕らが想像できないくらいエネルギーがあると
思うんですよね。そも感情そのものを・・・
実は風景を撮っているときでも、そういう感情を撮っている。
日浅典博は今野の「回想の中」でしか描かれない。
今野から見た「日浅」でしかない。
震災後の人々の「不在の実感」を描く物語。
簡単に答えを出す映画ではない。
人の生活を切り取っているという感覚でやってるから、今野と日浅という、
まぁフィクションの人物だけど、余計な意味づけはしたくないよねっていう感覚が強い。
匿名の人にしたい。映画でいうと主人公にならない人たち。
そういう人たちが大切にしていたものや、そういう人たちが大切にしていた人たち。
声の大きい人の声だけどんどん総体として大きくなっていって、
そうじゃない人もいっぱいいる。2極化というか、格差が出始めている。
情報発信できる人はいいよね。声の大きい人はいいよね。
そうじゃない人ってどうするの?
それがまさに、今回、僕にとっての今野なんですよね。
フィクションなんだけど、そこには現実がある、
そんな感覚。ですね。