エクササイズ日記@ひねひな

毎日の運動習慣を記録するブログですが、なぜだか いまは綾野剛さんのファンサイトになっています。

影裏

「影裏」Blu-ray

「STRAY SEEP」と同じ日に届いた「影裏」Blu-ray。
映画を鑑賞した時点で、この映像は Blu-ray で持っていたいと思っていました。
そこに綾野剛さんが演じた今野秋一という人が確かに存在していたから。


影裏(通常版) [Blu-ray]

アニプレックス
2020-08-05





ていねいに見ています。
きのうに続いて、至福のとき。
何度も繰り返し見たからといって、理解できる映画ではありません。
でも、その時間、今野という人の存在を確かに感じることができる、
今野が生活していたその場所、見ていた風景、感じていたこと。
まるで、空気のようになって、彼の近くで漂っているような感覚。

特典映像のメイキング「GHOST of 影裏」、良かったです。

「失われた名前を巡るドキュメンタリー」というタイトルがついています。

大友監督の、演出。
思いがけない天気も、救急車の音も、柔軟に取り入れていく。
すごく開かれている。そして、監督の言葉も
なるほどと感じられるものばかりでした。


人は本当の気持っていうのをそんなに表に出していないじゃないですか。
人と人が向き合うときの距離感もある。
どういう距離で付き合ったらいいのか、向き合ったらいいのかということもあったりするんで、
なんかそういう距離感の話なんですよね。そこをていねいに追うのは、やはり、
ドラマとしては面白いなという感じ。
だからすごくミクロな世界に思えるけど、人間同士の感情というのはすごく大きいものだし、
激しいし、人間の感情のうねりっていうのは、ちょっと僕らが想像できないくらいエネルギーがあると
思うんですよね。そも感情そのものを・・・
実は風景を撮っているときでも、そういう感情を撮っている。

日浅典博は今野の「回想の中」でしか描かれない。
今野から見た「日浅」でしかない。

震災後の人々の「不在の実感」を描く物語。

簡単に答えを出す映画ではない。
人の生活を切り取っているという感覚でやってるから、今野と日浅という、
まぁフィクションの人物だけど、余計な意味づけはしたくないよねっていう感覚が強い。
匿名の人にしたい。映画でいうと主人公にならない人たち。
そういう人たちが大切にしていたものや、そういう人たちが大切にしていた人たち。

声の大きい人の声だけどんどん総体として大きくなっていって、
そうじゃない人もいっぱいいる。2極化というか、格差が出始めている。
情報発信できる人はいいよね。声の大きい人はいいよね。
そうじゃない人ってどうするの?
それがまさに、今回、僕にとっての今野なんですよね。



フィクションなんだけど、そこには現実がある、
そんな感覚。ですね。







ようやく・・・

もうすぐ、発売日。
注文しなくてはと思いつつ、タイミングを逃していた、
「影裏」Blu-ray の注文、いま実行しました。
今週の水曜日ですね。楽しみ!


影裏(通常版) [Blu-ray]

アニプレックス
2020-08-05





わたし、この映画、映画館で一度見たきりなので、
再見することができるの、うれしいです。

「MIU404」の伊吹藍とは、全く違う綾野さんの映像。
いま見たら、どう感じるのかなぁ・・・わたし。
俳優さんって、不思議ですね・・・

「キネマ旬報NEXT」vol.31

発売日から、ずいぶん経ちましたが、
きょう「キネマ旬報NEXT」vol.31を購入しました。




経緯は・・・
水曜日のアルバイト先の近くに大きな書店があるのですが、
2月末で閉店になるというので、仕事帰りに寄ったんです。
リアル書店がどんどんなくなっていきますね。
本のある場所で過ごすのが大好きなので、本当に寂しい・・・

そしたら、「キネマ旬報NEXT」vol.31 があるのに気づいて、
内容のチェックだけでもとページを開いたら・・・
綾野剛さんと大友監督の対談の内容がすごく良くて、
それに写真も、コメントでママコナさんも書いて下さったけど、
とてもステキでね。欲しくなってしまいました。

「影裏」はずっと残っていく作品だと思うんです。
綾野さんがこの映画に関して、いろいろな媒体で
様々な発言をされているのですが、わたし、すべて共感できるんです。
わたし、たぶん、わかっていると思う。綾野さんのおっしゃっていること。
うん、ほんとに、そうなの。
はっきりそう言うことができる自分がうれしい。
もう、すでに上映回数が減ってしまって
大ヒット映画にはならないかもしれないけれど、
ほんとうに大切な映画だと思う。
きっと、静かに深く、浸透していく。

小説「影裏」、再読。

影裏 (文春文庫)
沼田 真佑
文藝春秋
2019-09-03


昨日から今日にかけて、小説「影裏」を再読しました。
びっくりしました。映画を見た後だと、
文字の向こうに世界が広がっている感じがして、
読み落としていたいくつもの場面が、目の前で人物が動いているかのように、
イメージできるんです。

映画は、原作とは時系列が異なっていたり、加えられているエピソードや、
描かれていない部分もありますが、再読して“映画の力”を強く感じました。
そして、大友監督のこの小説への想いも、あらためて感じることができました。

「影裏」、
もとの「電光影裏斬春風」、原作では今野が訪ねて行った日浅の実家。
日浅の父と会う、居間で、その言葉が書かれている模造紙に目を止める。
映画でそのシーンがあったのか、ぜんぜん記憶にないのですが、
その言葉の意味を知ると、よりこの小説の、そしてこの映画の、
存在の意味が心に響いてきます。





映画「影裏」、観てきました。

封切りから2日目の今日、「影裏」、観てきました。

今日は舞台挨拶もあったので、
もう、ネットには記事動画も出ていてうれしかったです。
というのも、映画を見ている間ずっと、
すごく顔のアップが多いなって思っていて、
その解釈を綾野さんの舞台挨拶の
顔のアップが非常に多かったと思うんですが…あ、僕のお尻のアップもありましたけど(笑)。アップになっているということは、外の世界が見えていないということなんです。我々の顔だけを映すことによって、周りの情報がどんどんなくなっていく。一見、僕たちをすごくクローズアップして映していて、すべてを映し出そうという感じに見えるんですけど、僕たちの表情で世界を蓋をしているような状態で。だからこそ蓋をされた先を見なきゃいけない。そこに文学を感じました」
という言葉で知ることができたから。

ともかく、映画を見ている134分、綾野さんが演じる今野秋一とともにいたという印象。
パンフレットで、綾野さんは「僕が役を通してやるべきことは、ちゃんと今野が存在しているということ、それだけです」とおっしゃっているのですが、
それが成功していることは疑いないです。

もちろん、釣りの風景とか、水や火の描写とか魅力的な映像、それに、
映像と見事にリンクした音楽。それらの素晴らしさもありますが、
綾野剛さんが演じた今野秋一がそこにいたということを
ただ感じることができた、その素晴らしさを私はみなさんに伝えしたいです。
で、映画という形でこういうことが現実に可能になったことに感動しました。
こんなふうにまっすぐな映画に私は今まで出会ったことがなかったです。
今はまだ、こんな風にしか表現できない。
でも、観に行ってよかった。濃密な時間でした。
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